沿革
株式会社サラブレッドブリーダーズクラブは、1981年、競走馬の専門商社として、北海道門別地区(現日高町)の有力牧場が中心となって設立されました。従来にない近代的システムによる種牡馬導入、シンジケート・マネージメントを手がけ、生産界に確固たる地位を築いています。
1988年には、種牡馬繋養施設としてブリーダーズスタリオンステーションを設立。以後、3年連続ダートチャンピオンサイアーに輝いたアフリート、三冠馬オルフェーヴル、二冠馬ゴールドシップを送り出したステイゴールドや、当時の歴代最多タイの中央G1・7勝の記録を打ち立てたキタサンブラックの父ブラックタイドなど、数多くの一流種牡馬の導入に成功しています。
またマネージメント業務でも、ブリーダーズスタリオンステーション繋養種牡馬に加え、かつてはサンデーサイレンスやキングカメハメハなどわが国トップクラスの種牡馬のシンジケートの事務局を務めた実績もあり、日本のサラブレッド生産における当社の役割は、ますます大きくなっています。
一方、生産地を支援する公益事業にも積極的に参画しています。事務局を務める一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会においては、地方競馬の祭典「ジャパンブリーディングファームズカップ(JBC競走)」の創設から現在の運営に至るまで、中心的な役割を演じています。また、一般社団法人日本競走馬協会の北海道事務所として、世界最大級のセール「セレクトセール」の施行運営にも携わり、競馬事業の発展のために尽力しています。
2022年にはロードカナロアの最優良後継の短距離王ダノンスマッシュ、菊花賞を制したルーラーシップの後継キセキ、スパイツタウンの後継快速馬マテラスカイの導入に成功し、これら3頭の新種牡馬は、いずれも初年度から多数の配合牝馬を集める人気種牡馬となりました。
2023年は、香港ヴァーズ2勝の実績を誇るディープインパクトの後継グローリーヴェイズを導入し、即日シンジケートを結成しました。また種牡馬として確かな実績を誇るサトノアラジンも当スタリオンステーションでの供用を開始します。
株式会社サラブレッドブリーダーズクラブは、これからも生産界の発展のために、たゆまぬ努力を続けてまいります。